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2017/10/20 (Fri)

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今日も俺は、マスターとクダラナイ話でもをしようと店に向かった。

新岐阜駅からグランドホテルまで来たとき、エントランスからひとりの女性が出てきた。

もしかして・・・・・・

 「この前の綺麗な人だ!」

なんという偶然!
しかし声をかける勇気も度胸もなく、俺はただ数m後ろを歩くだけだった。

少し歩いてある事に気付く。

歩く方向が同じだ!

二人の向かう場所はどうやら同じようだ。

彼女は、俺が行くいつものバーの見慣れた入り口の階段を下りた。
俺は妙な緊張を感じた。

 「たばこ買ってからから店に行こ。」

独り言と度胸のなさに恥ずかしくなった。
そして少し時間をずらしてお店に入る

 「マスターまいど・・・・Jack ロックちょうだい。」

「めずらしな、いつもビールのヤツが。」

心の中で「よけいな事言うな!」と叫んだ。


 「一軒飲んできたから、ビールはもういいよ。」

どうでもいいウソ。
カッコつけを言いながらカウンターの端に座った

カウンターの真ん中では、彼女がロングカクテルを飲んでいる。

彼女の周りだけ空気が違う。
暗いお店の中でも彼女は輝いている。

ますます興味と興奮がわいてくる。

マスターには申し訳ないがこの店には似合わない人だ。
いや、逆にピッタリカモシレナイ・・・。

 「マスター、今度のライブ来てくれるよね?」
 「パンタロンズのこと忘れかけてるだろう?チケット2枚とっとくからヨロシク。」

すると、

  「あの・・・パンタロンズのメンバーの方ですか?」

心臓が飛び出るかと思った。
彼女が俺に話かけてきた。

興奮を抑えてクールに振舞う。

 「あ・・・そ、そうですけど。・・・俺らの事知ってるんですか?」

  「妹からよく伺っています。いつも仲良くしていただいているそうで。ありがとうございます。」

 「え・・・・えっと?????」

あまりの事に開いた口がふさがらない。

  「なゆみの姉です。ゆかと言います。」

開いた口がさらに開いた。
声が震えて、動揺を隠しても隠しきれない。

 「ゆ、ゆかさんですか・・・ギターやってます・・・・あ、あ、あつしです・・・」

声がうらがえる。

 「・・・・・・・・マスターもう一杯同じの。」
 「急いで!」


ゆかは、少しクスリと笑いながら、

  「もしよろしければ、その一杯私にご馳走させて下さい。」

 「いえ、なゆちゃんのお姉さんにそんな申し訳ないです。」

  「いえ、ぜひ!」

 「・・・・・・じゃあ、ごちそうになります。」


今夜の俺は、いつもより飲める気がした。

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2009/04/15 (Wed)
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無題

なんだか今日いけそうな気がする~?
ichiroさん / 2009/04/18(Sat) / 編集
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