「ともちゃん、24日のライブどうだった?そこそこがんばったんだけど。」
「とてもよかったよ。どのバンドもすごくかっこよかった。でもパンタロンズが一番かっこよかった。」
いつもともちゃんは、俺達を勇気づける言葉を言ってくれる。
そして、次もがんばろうと思う。
「マスター、なゆちゃんのお姉さん来てたかなー。」
「来てたよ、後ろの方で楽しそうに盛り上がってた。でも演奏終わったら直ぐ帰っちゃったけど。」
よかった。見に来てくれたんだ。
「そういえば、ライブの後、なゆちゃんと何処か飲みにでも行ったの。」
「う うん・・・・。行ったよ。・・・・・・・・・・・・・私も全部聞いた、なゆちゃんの事。」
「・・・・そうか。・・・・・・マスター安いワイン、ボトルでちょうだい。ともちゃん、一緒に飲もう・・・・・。」
ともちゃんは、酔うにつれてなみだ目になり、二人で飲んだ夜の事を延々と話し続けた。
マスターと俺は、無言のまま聞き続けた。
そして俺達3人は、ある計画を実行することにした。
もちろん、仲間の協力を得てのことであるが・・・・・・・。
その計画とは、なゆちゃんに沖縄の素敵な海を見せてやる・・・・・・・俺達の勝手な思いだが・・・・・・。
そして、ともちゃんは笑顔で店を後にした。
俺は、ジャックロックを一杯飲んでから帰ることにしよう・・・・・・・・・。
「マスター、ジャック一杯・・・・・・・。」
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2009/06/10 (Wed)