久しぶりにメンバーがそろうのは、去年のカウントダウンライブ以来だ。
活動停止していたが、誰からともなく、ライブでもしようかと言うことになり、練習スタジオに入る事になった。
「8月7日 14時30分 サウンドハンター スタジオ 取りました」
メールが届いた。
いつも連絡を入れてくれるのは、リーダーの林田 敦さんである。
僕よりも2つ年上であるが、完全に見た目僕より5歳は下に見える。
別に気にしているわけではないが、初対面の人は僕が年下ということに、同じリアクションをとる事に一瞬目頭が熱くなる。
ついでなので、他のメンバーも紹介する。
まずベースの倉木 玄有。
敦さんと同じ歳であるが、間違いなく僕より4つは上に見える。
体型は、僕の1.5倍というところか。
じつに安定したベースを弾ける数少ないベーシストだと思う。いや、みんながそう思っているはずだ。
そして、もう一人のメンバー 岡谷 清氏。
僕とは、小 中 高と同じ道を辿った、数少ない同級生だ。
しかし、なぜか彼にはよくこごとを言われ、謝ってしまう。
言われている意味がよく分かる分、腹も立つがやつのストイックさに敵わず、「これからもヨロシクお願いします。」と言わざるおえない。
そして、ボーカルである僕 武内である。ちなみに、敦さんはギーターである。
いつもなら、5分、10分遅刻する玄有さんが、なぜかサウンドハンターの店の前でタバコをふかし、他の二人と話している。
僕が一番最後の到着である。
活動停止の間に玄有さんの性質が変わったのだろうか?
不思議な感覚を持ち練習に入った。
心地よい2時間がたち、いち早くビールを飲みたいと、岐南町にある知人の焼肉店に向かった。
開店5分前だというのに店長の平山さんに入れてもらい、ピースの復活を祝い乾杯をした。
ピースとは、僕達のバンド名である。
玄有さんが、携帯電話を取り出し電話をかけ始めた。
「直人、平山さんの所に居るから店が終わったら一緒に飲もうぜ、、、、、」
「直人、30分後に来るって。」
玄有さんが、僕達に向かって言った。
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2008/08/20 (Wed)